小松だよ!サイクリング&ポタリング!!

石川県 小松市

 小松駅→大倉岳高原スキー場へサイクリング!





小松市営大倉岳高原スキー場

小松駅前レンタサイクルの電動アシスト自転車で走破しました。
とても楽でしたが、帰りはバッテリーがなくなってきつかったです。


小松市レンタサイクルの『電動アシスト自転車』が威力を発揮!!!!
w( ̄△ ̄;)w




小松駅から大倉岳高原スキー場まで自転車で行く


JR小松駅から小松市の大倉岳高原スキー場までを自転車で走ってみました。
クロスバイクで行ったときに、尾小屋町からスキー場までの坂道がかなりしんどかったので、電動自転車で はどうなんだろうか?、と興味があって走ってみました。

感想は、非常に楽に行くことができた。電動自転車の威力を思い知りました!!



小松市レンタサイクルの電動アシスト自転車について一言書いておくなら、

3段変速機ギヤがついていて乗りやすい
・タイヤが小径なので、電動アシストと併せて坂道をこぐのが楽だった。
・小松駅から山間部へはずっと勾配があるので、バッテリーは消耗し続 ける。
・大倉岳高原スキー場に来ると、バッテリー残は10パーセントほどだっ た。




大倉高原スキー場でバッテリーはほとんど空っぽ。
最悪、返却時間に間に合わない場合を想定して、実家の家族に軽トラで迎えに来てもらう段取りをしておき ました。もっとも、帰りはずっと下り坂だったので、自力で小松駅まで帰ることができました。


※小松市の電動自転車は、登り坂が続く山間部に行く場合は、
走行距離が20キロを越えるとバッテリーが無くなると思っておくべき。

もし、電動レンタサイクルで山間部に行くのなら、坂道だけバッテリーを使うような乗り方にして帰り道のため に余力を残しておくべき。電動自転車はバッテリーとモータを搭載していているので、電動アシストがないと 重いです。下り坂ならアシストが無くてもまったく問題ないです。




スマホアプリで記録した、今回の行程の結果です。

往路



※途中で、尾小屋鉱山資料館に寄ったので、時間は不正確です。

小松駅〜大倉岳高原までは約21.3キロほどでした。




※1970年代に廃線となった「尾小屋鉄道」と同じルートをを走りました。





出発

※旧尾小屋鉄道と同じルートで行きます。
かつて小松駅から尾小屋町まで、「尾小屋鉄道」が走っていましたが、
1970年半ばに廃線となりました。今回、この鉄道と同じルートを辿って
小松市の山間部にある限界集落の尾小屋町、さらにその先の大倉岳高原スキー場まで
行くことにしました。




小松駅前のぶっさんや

小松駅前にレンタサイクルがありますのでここで借ります。
電動アシスト自転車、ママチャリ、小径タイヤの三種類の自転車があります。



暑い日だったので、駅前広場の噴水で、子供たちがはしゃいでいました。




ここから約20キロのサイクリングが始まります。





サイエンスヒルズこまつ
快晴で、背景の白山がいい感じに見えました。




こまつの杜
よくできたチョロQみたいですが、巨大ダンプカーです。
こんなのが30台ぐらい、無人走行でウジャウジャ走っている鉱山があるのが凄い。




尾小屋鉄道小松駅のあったところです。

今は駐車場となっていますが、この場所も間もなく北陸新幹線の線路となります。
写真右側に新幹線の建設予定ルートの標識があります。






旧尾小屋鉄道の踏み切り跡を越えて線路跡を辿ります。

ここには国鉄と尾小屋鉄道の二つの踏切がありました。


尾小屋鉄道の線路跡は道路となっています。
尾小屋鉄道廃線の後は、小松バスが移動の足となりました。

小松バスも1980年代までは大型バスが巡回していましたが、現在は小型バスです。






日の出町交差点

国道8号線だったところは現在、305号線となっています。
それから交差点にも踏み切りがありました。





沖町ののどかな田園風景の中に尾小屋鉄道の線路が一本あっただけでしたが、
現在、病院やホームセンター、飲食店などがで賑わい、郊外型の商圏ができつつあります。







白山がきれいです。







西吉竹駅跡

鉄道跡は歩道の部分です。
西吉竹駅はバス停近くにありました。





吉竹駅跡

左側の自転車の止まっている付近が駅舎とホームでした。

逸話

ちなみに、この先から勾配がきつくて、蒸気機関車が走らずに、バックして
勢いをつけて走ったとか、乗客が降りて(軽くして)機関車を走らせたかの逸話のある場所です。

若杉町(白江村字若杉)から旧小松町へと奉公に行く子供を見送った場所でもあります。
戦前の子供は小学校を出たら奉公に出されるのが普通の時代でした。
「小学校を卒業した妹を奉公に出した後、母が背戸で泣いていたのが今でも忘れられない」
と古老が語っていました。


ここは「小松加賀県民自転車道」です。




若杉町を経て、憩いの森に行く、廃線跡。


ここは「小松加賀県民自転車道」です。





憩いの森若杉堤
江戸時代後期に、若杉の庄屋、林家が九谷焼を再興して稼いだお金でこの堤を整備した
という話もあります。
現在は森林公園として整備されていますが、それ以前は雑草と雑木だらけの寂しい場所でした。

尾小屋鉄道「遊園地まえ」駅跡
昭和時代にここに遊園地を作る計画でしたが、結局作られませんでした。
加賀八幡温泉が近いので利用する人はいたようですが、ほとんど利用者のいない駅だったようです。


この付近は「小松加賀県民自転車道」の起点です






若杉町〜花坂町へと続く廃線跡。

憩いの森若杉堤を過ぎると、このような寂しい林道状態になります。
レンタサイクルでここを走ると泥しぶきが付きますが、それでもこの道は県道。

「小松加賀県民自転車道」の起点を過ぎたらこんな道です。

熊やイノシシが出没する可能性があるのでベルを鳴らして走りました。


逸話

鉄道がまだ走っていた時代に、花坂町からこの鉄道を歩いて若杉や吉竹方面に花嫁がやってきたと言うことでした。
若杉町の古老に聞いた話です。

なぜ鉄道を利用しなかったのか?というツッコミが入るところですが。(^_^;)





高低差のある道なので、ランニングをする人や親子でサイクリングを楽しむ人たちとすれ違いました。

上り坂を立ちこぎしていく親子です。







尾小屋鉄道「花坂駅」跡

白の軽自動車が止まっているところが駅舎跡です。





花坂町内〜大野町

山間部のきれいな水で作るお米は「蛍米」としてJA小松市が販売しています。





尾小屋鉄道の石垣跡

花坂町〜大野町の道路沿いに今でも見ることができます。







尾小屋鉄道「大野駅」跡

アグリ松東の部分がホームでした。
山間部では尾小屋鉄道の駅舎に農協があるのは普通のことでした。
輸送手段が鉄道だったからです。
大野町では大野石が産出され、また鉱山の坑道口もあり鉄道需要は多かったと思います。








尾小屋鉄道大杉谷口」跡

この先を500m程行くと交差点があり、左折は尾小屋方面、右折は大杉町方面なります。

「大杉谷」つまり、大杉町方面にある波佐谷、瀬領、赤瀬町の人たちが利用していた駅と思います。


線路はここから左に曲がって、田んぼ側にありました。




尾小屋鉄道の鉄橋跡

「大杉谷口駅から線路は鉄橋を渡り、「金野駅」へと続きます。

金野駅はこの先の林道にあるので今回はパス。




国道416号線の交差点

左折は尾小屋方面、右折は大杉町、小松市市街地へ行きます。







金野町にある八百屋。

当初は農協スーパーでしたが今は個人商店です。

日曜日も営業していましたが、現在はどうなのか分かりません。
この日は祝日でお休みだったのかもしれませんが、休憩ポイントにしました。

たまに焼き饅頭の屋台が出ています。





十二ヶ滝と鯉のぼり

毎年、ゴールデンウィークのある5月初旬に不要になった鯉のぼりを募って、地元有志たちで
上げています。






松岡町と尾小屋への分岐。

左折すると千恵子桜で有名な松岡町を経て、1車線の狭い山間道を越えて、白山市鳥越に行けます。
冬季閉鎖。






尾小屋鉄道「塩原駅」跡

駅は田んぼのど真ん中にありました。
駅舎は移築して、今は塩原町のバス停となっています。

丸七牛乳のある集落で、尾小屋鉄道で牛乳を配送していました。





西尾小学校跡地の二宮金次郎像

ここは波佐羅町公民館です。
尾小屋鉄道「波佐羅駅」跡はこの町の郵便ポストのある付近です。
この町にはパン屋があり、昭和時代から焼きたての食パンを食べていました。






観音下町の日華石の石切り場

国会議事堂の参議院議員の間や平城京の復元石など関東から関西にまで見られる黄色の石は
日華石でこの地が原産地です。

湿気に強く、火にも強いので、石蔵や暖炉などにも使われています。
小松市内だと石垣や石塀、石蔵としてたくさん見かけます。




小松市岩上町

この先から道路勾配がきつくなっていきます。







ルート416、尾小屋トンネル






尾小屋町二ツ屋の生水

現在は二世帯だけの集落ですが、最盛期は16世帯ほどありました。

小松市木曽町にある「八起食堂」はこの集落が起源です。戦国時代に大聖寺から逃れてきた
二人の侍がここに住み着いたから「二ツ屋」という地名です。その侍の一人が「八起食堂」
の清水さん。生水のそばに住んでいたから「清水」という苗字なんでしょうか?

清水さんの先代は、昭和初期にここで製麺業を営み、尾小屋鉱山にうどん玉を卸していました。
尾小屋鉱山廃業で、現在の木曽町に「八起食堂」を開業しました。

創業80年以上の老舗の食堂で「八起食堂」は小松最古のと思います。








尾小屋へ、ひたすら緩やかな坂道の国道416を走ります。


ちなみにこの付近の道路勾配は3.5%

電動自転車バッテリーの減り具合が早くなってきました。





尾小屋町長原

昔ながらの在郷の八百屋ですが、廃業しています。
2008年ごろにはまだパンやお菓子を売っていましたが、店主が高齢化のために廃業したと思われます。

自動販売機も撤去されてしまいました。




尾小屋駅の改札口があったところ。

2000年頃から徐々に町内の建物は壊され、かつての鉱山街は限界集落となっています。




駅舎とホームは左側の草むらのところにありました。
後ろの納屋のような小屋が二つあるのは、は機関車庫です



尾小屋町の町並みも10年前、20年前から大きく変わっています。
1990年代にはまだ小さな八百屋や、米屋、散髪屋がありました。

いまは取り壊されてご覧のとおり、草むらが広がっています。




鉱山の製錬工程で発生する不純物(゚・カラミ)で作った石垣です。

ここが戦時中には日本有数の鉱山街だった名残を残すものがまだ残されています。






尾小屋町内も上り坂ですが、この矢印看板から先はさらに勾配がきつくなります。






山小屋のような建物は喫茶店跡です。

若杉町の下道商店という駄菓子屋さんが尾小屋町の出身で、趣味で喫茶店をしていましたが
病死でそのまま廃屋となってしまった。
1990年ごろにはもう店をしていなかったと思います。

若杉町の下道商店はその後金沢へと転居し今はテナント店舗となって学習塾などがあります。



ちなみにこの地点の勾配は、17度ぐらい。
電動アシスト自転車でないなら自転車を押して歩いています。








ポッポ汽車展示館

ナロー鉄道ファンで「尾小屋」を知らない人はあまりいないはず。

全国の鉄ちゃんがぶらりとドライブやツーリングに来るスポット。







尾小屋鉱山資料館

鉱石の展示とか鉱山史料館で退屈そうなイメージがありますが、
この資料館の売りは「旧坑道を歩ける」ことです。








尾小屋マインロード 入り口

ここから約15分程の坑道巡りを楽しめます。



かつての坑道を利用した地下散歩道です。

中はひんやりと寒いくらいに涼しくて、そして真っ暗な空間。
北陸で坑道めぐりをできるのはここと、佐渡の金山跡だけです。

小松市に来て何か楽しい場所はないか?と思ったら、こことハニベ岩窟院。

小松空港の滑走路エンドもおススメですが、飛行機の離着陸時間帯を調べてから
行かないと待ち時間が退屈。





大倉高原スキー場が見えてきました。

しかし、写真で見るより実際にこの道の勾配はキツイです。

電動自転車のバッテリーが激減していきました。
つまり、モーターがフル稼働し続けるからです。


この地点の勾配は10%ぐらいです。







小松市営大倉高原スキー場に到着!!


元々はここは箱根観光のスキー場でしたが暖冬続きで営業停止、その後、小松市が買い取り
現在に至ります。

歴史
北陸最古のスキー場、北陸のスキー発祥の地

大正時代に石川県がここでスキー講習会をしたのが初めてのスキー教室でした。

大正時代までここには丸山道があり、本来ここが五百峠と呼ばれていた場所でした。
なぜ五百峠と呼ばれたか?

この斜面に能登千枚田のような段々上の水田があったからです。
無数にある小さな水田の中をジグザグに坂を登っていくから五百峠。
斧五百本使って開削した峠と、ネット上に書かれていますが、今の国道五百峠は大正時代にできたものです。

それから、箱根観光時代のスキー場パンフレットには「千枚田ゲレンデ」と記されていますが、
小松市営になってから「ファミリーゲレンデ」に改名されました。








帰りはあの下り坂を数キロに渡って降りていくから楽勝だぜ!!!


この後、バッテリーがほとんど無くて、焦りました。
花坂町〜憩いの森若杉堤の峠を越えるためにバッテリーを温存するため、
自力走行で走りました。

帰りはずっと下り勾配なので楽でした。



復路



帰りのデーターです。
夕方6時までに自転車を返却しなければならないので、急いで帰りました。
バッテリーが空っぽ寸前だったので節電です。
山から平野部に下っていく道路なので電動は使わずに自力で帰りました。
途中、花坂町〜若杉町の山越え区間からは電動モードにして走りましたが、
そのまま小松駅まで電動で帰れたので、ラッキーでした。






塩原町に広がる田園風景。

山から湧き出る水でコシヒカリを作っています。






十二ヶ滝に上げられた鯉のぼり。





若杉町

尾小屋鉄道線路跡に県道が建設されています。




小松駅に到着!!





ミッション終了です。
\(^o^)/









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