ママチャリで菩提峠(戸谷隧道)を越える!!
小松市の菩提峠は、那谷寺と大杉町を結ぶ、古代から歩かれてきた主要ルートでした。
小松市に合併する前の大杉谷村と那谷村を結ぶ幹線道路として、山奥の住民が菩提峠を越えて、那谷寺の門前まで炭
や薪などの山で作られた物資を運んだり、加賀市の大聖寺や山代、動橋まで買い物や出稼ぎに行くときに往来した峠であ
り、大正末期にこの峠に「戸谷隧道」が作られたのも、山間部と平野部を結ぶインフラとしての重要性があったためです。
1970年代に小松市赤瀬ダム建設に伴って、この峠道が県道に昇格したのも地元である下大杉町民の強い意向によるも
のです。
現在、小松市民で「菩提峠」を知っている人は皆無と思いますし、郷土史愛好家とか道路行政関係者ぐらしいか知らない
と思われます。地図に菩提峠の表記はありませんが、大正時代の地形図を見ると、ちゃんと「菩提峠 334m」の表記があり
ます。完全に歴史に埋もれてしまった小松市の「菩提峠」ですが、1000年以上人が歩いてきた古道であることをここに記し
ておきます。
ずっと前から「いつかママチャリで、小松市内の峠を越えてみたい」という思いがありました。2014年の秋、思い立ったが
吉日の如く、爽やかな秋晴れの青空に日に「小松市レンタサイクル」のママチャリで、菩提峠を越えましたので、ここにアッ
プします。この日、菩提峠、牛ヶ首峠、五百峠と三つの峠をママチャリで走破しました。
インターネット上には多段変速ギヤ付きの高額なロードバイクで五百峠を越えるようなブログ日記や記録はありますが、
変速ギヤの無い、小松市のサビだらけのレンタルママチャリで気合と勢いで峠を走破したのは絶対私が初めてだと思いま
すので、ここにアリバイとして記録を残しておきます。
小松市のレンタサイクルとかボロボロなママチャリでここまで来た猛者がいるならネットで報告よろ
しく!
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